ある日家内が市議会議員に|八木 達郎
このエコノミアンが皆さんの手元に届く頃には、もう統一地方選挙も一段落していることと思います。今から約8年半前、我が家のそれはスタートしました。
会社から帰ると・・・
11月頃だったか、会社から遅く帰ると、妻が選挙に出てもいいかとたずねます。聞けば、日頃活動をしている生活者ネットワークの方々から市議会議員選挙に立候補してもらえないか打診されたとのこと。まさか当選するとは思わなかったので、好きなようにすればいいじゃないかと返事を返しました。妻の昭子は私とソフィアの同期で仏文科の卒業です。何事にも積極的で、結婚して26年になりますが、専業主婦だったことは、殆ど記憶にありません。
選挙カーの運転
アピール用のポスターが出来、色々な方の支援を得て、いよいよ翌年の4月公示の日、調布の街のあちこちで選挙用掲示板に家内のポスターが貼られました。子どもたちの通学路にも。当時、まだ3人の子どもも小さかったので、選挙期間中、夕食は生協の仲間の方が交代で置いていってくださいました。子どもが、あの頃の方がご馳走だったねと後で申しておりました。
私も何か手伝ってくれというので、駅前で友人とギターを弾いたり、休みの日に選挙カーの運転をしたりしました。知らないうちに隣りの市を走っていたり、前の車を追い越そうとして、同乗の選挙参謀の女性から叱られたりもしました。

まさかの当選
さて、投票日の夜。何もすることがないので、家族と家で待機していますと、夜9時頃、事務所の方から、開票場へ来るように言われました。そんなところへ、入れるのかと思っていますと、市民体育館の2階の縁から、遥か向こうの開票場を見るのです。開票者の机の前に500票ずつ票の束が並べられてゆくので、それを勘定すると得票が分かるのです。妻の票が2500を越え、当選が確実になりました。開票を見守るのは、見知らぬ人たちの票の重みを自分の目で確かめよとのことでした。
議員の妻をもつ夫
妻は、この4月で生活者ネットワークの代理人(生活者ネットワークでは議員のことをこう呼びます)を降りますが、議員の妻を持つ夫という、殆どの方が経験出来ない体験をさせてもらったことを、妻と支援してくださった皆様に感謝しております。
((株)日本総研ソリューションズ勤務)
