物流ノウハウで日本一の会社に|角井 亮一

角井 亮一創業して1年後、三菱商事様から出資を得ました。お陰で、私の経営する「株式会社イー・ロジット」は今年で創業7周年を迎えました。

7周年の記念日に、3冊目になる本を出版し、記念セミナーを開催しました。そうそうたる企業の前で、偉そうなことを語る私自身の姿は、創業時にはとても想像もできませんでした。

7年間、睡眠時間を削りながら懸命に仕事に精を出した結果、多品種少量物流では日本で一番レベルの高いノウハウを持つ会社に成長したのではないかと自負しております。イー・ロジットは、東京と大阪に、通販に特化した物流代行(倉庫作業・宅配手配)を行う実務部隊と、卸や小売などへの多品種少量物流の現場改善(コスト削減・品質向上)やシステム導入支援を行うコンサルティング部隊を持っています。実務と理論、すなわち、右脳と左脳を持つ会社なのです。

それが良かったのかもしれません。HPを見てもらえれば分かりますが、経済紙などで物流に強いと書かれる一流会社の人達が、弊社のセミナーや勉強会に来るまでになっているのですから。

運がいい、導かれている

運がいい。その言葉がピッタリ来るのかもしれません。

私のこれまでの拙い起業経験では、良い出会いや良いチャンスが実にタイミング良くやってきました。「努力すれば報われる。報われなければ、それは努力が足りないからだ」とソフトバンクの王監督が言ったそうですが、その通りだと思います。今回がダメでも、次に向けて頑張れば、次のチャンスが回ってきますし、成功します。自分自身、神様に導かれているのではと思うようなこともありました。

上智大学では田中利見先生のゼミで勉強し、卒業してからアメリカに渡ってMBAを取得した後、コンサルティング会社に就職し、転じて家業の「光輝物流」という倉庫業の会社に入りました。そこで、クライエントである東証一部の会社において3億円のキャッシュフローを上げるという物流改革を行いました。計画だけでなく、スタッフの引き取りや契約交渉なども実行した結果でした。それを見た企業から問い合せを受けたりする中で、新会社設立を決意することとなりました。

人に助けられたから、助けたい

色んな人に助けられました。

元々は別の会社から出資を受ける予定だったのですが、株主2人の反対にあってしまい、困ってしまいました。その翌日、たまたま時間があって立ち寄った知人に、別れ際のエレベータの前で、立ち話で「何かない?」と聞かれたので、とたんに“出資”のことを思い出し、相談しました。それが奇縁で、後日、その人から三菱商事さんが出資したいそうだよという電話をいただきました。

今も、助けられているなと実感しています。だからこそ社会貢献をしようと思っています。日本物流学会で最年少理事をさせて頂いているのですが、そこでの活動はボランティアです。お金は出しませんが、時間と労力を提供しています。多くの学生、社会人が安く勉強できる場を作っています。他にも、物流への貢献をしていくつもりです。

多くの人に助けられて今の私があるのですから、これからも上智の後輩を含め多くの方々に手助けをしていきたいと思っています。

(株)イー・ロジット社長( www.e-logit.com

著書紹介:「物流改善の進め方」(かんき出版) 「戦略物流の本」(日刊工業新聞社)「よくわかる IT 物流」(日本実業出版社)

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