経鷲会のIT化について

 私は現在IT関連の事業を営んでいます。具体的にはPCサポート(クライアント・サーバー)、各種IT講習の講師、プログラミングやホームページ作成、システム・ネットワーク構築、セキュリティ対策、またそれらに関連するコンサルティングなどを行っています。大きな案件については、提携各社とチームを組んで担当します。
 この経験から、先輩役員である豊田さんより経鷲会のIT化推進を手伝うようにと言われ、昨年末から役員会に出席するなど、母校を訪れるようになりました。不思議なもので社会に出てから母校を訪れると、学生時代とは違った想いを抱きます。今年から私も先輩の方々とお会いできる機会が増えましたが、皆さん優しく接して下さり、積極的に意見も取り入れて下さいます。やはり素晴らしい母校だと実感します。私もその先輩方の熱い想いに応えるため、今年から経鷲会のIT化・Web(ホームページ)製作を進めています。

経鷲会のIT化・Web導入

 経鷲会のIT化・Web導入は、逼迫する財政問題を改善することを一つの大きな目標としています。Web上でエコノミアンを閲覧できるようにすることで、情報配信の即応性を上げると共に、郵送コストを下げ(郵送を望まれる方のみ郵送とするなど)、過去のエコノミアンをアーカイブし、ダウンロードできるようにする。また、会費を納めて下さった方たちのデータベースを作る。
 後者はクライアントPC1台とAccessがあればすぐにできるでしょう。データの打ち込みは学生アルバイトにお願いするのが良いと思います。現役生をOB会へ取り込んで行くのも大切なことだと考えます。データの保全を考えるならRAIDを組み、データを暗号化、明確なセキュリティポリシーを策定し、ローカルの使用のみとする(インターネットにはつながない)。これならコストは殆んどかかりません。会費納入者の数は全体の約1割と聞いています。この方々や郵送を望む方々(つまり現エコノミアンの熱心な購読者)へは優先的に郵送し、若い世代など、インターネットに慣れ親しんでいる世代へはWeb配信とすればコスト削減にもなり、歓迎されるのではないでしょうか。

Webの活用について考慮すべき様々な点

 ただし、このWebの活用については、様々な点を考慮すべきでしょう。現状のエコノミアンをそのままコンテンツとして配信するのは、年2回の更新しかないWebとなりますので、Web屋として言うならば、これはコンテンツとして“厳しい”のです。このレベルのWebは、もはや膨大な数のWebサイトの中に埋没してしまいます。また、更新頻度からしても、SEO(Search Engine Optimization:サーチエンジン最適化)の観点からしても、明らかに不利です。

 多くのOBの皆さんがご指摘の「若い世代を経鷲会へ取り込む」点もWeb導入については注意が必要です。今の若い世代は、Webという媒体に慣れ親しんでいます。私もWebの仕事を受ける時、クライアントのニーズは自分たちのサイトにどれだけの人を惹き付けられるかに集中します。PV(ページビュー)のみならず、CVR(コンバージョン率:アクセスして欲しいページへのユーザーの誘導率)が肝要です。Web製作の現場でも、今では当然コスト競争は起きており、さらに多少見栄えの良いWebを作ったところでユーザーが寄ってくる時代ではありません。ユーザーがページを見て、判断を下すのはわずか数秒(興味が湧かなければ立ち去る)。だからこそユーザーを惹き付けるコンテンツや仕組みというものを考えなくてはなりません。

 現状ではXOOPS(ズープス)というオープンソースのCMS(Contents Management System)を使ってサイト構築を進めています。MySQL(データベース)とPHPを使い、動的なサイトを製作することが可能です(以前の安倍晋三内閣官房長官のサイトもXOOPSで作られていました)。ユーザー認証機能や掲示板機能を実装しており、ニュース配信も可能。また、様々なモジュールを付加することで機能の拡張を図ることができます。そして静的コンテンツも掲載できるので、そこでエコノミアンを配信することを考えています。

Web ならではのコンテンツ

 Web ならではのコンテンツとしては、各業界で活躍する経鷲会の先輩たちの特集記事を定期的に掲載するのも面白いのではないでしょうか。私が初めて役員会に参加した時、一番驚いたのはその活躍する先輩方の面々の凄さです。有名企業のトップや自ら事業を興し成功されている方、世界各国で活躍される方が沢山いらっしゃるのです。私は直感的に、多くの方にこのような素晴らしい先輩の活躍を知って欲しいと思いました。この素晴らしい先輩たちとの接点を、Webを使って創出できれば、大変有用なコンテンツとなるのではないでしょうか。経鷲会メンバーにとっては有望な人脈作りにもなるでしょうし、現役生にとってもそのような先輩たちとダイレクトにコミュニケーションできるなら、大変有益でしょう。事実ワインセミナーは現役生の参加も多く大変好評です。これによって Economyan Connection を作り出せるなら、私どもや学生にとって貴重な財産となるコミュニティが誕生するかもしれません。

 コミュニティサイトが活況を呈してくれば、様々な活用法が生まれます。 Web ならではのダイレクトで即応性の高いニュースや情報配信、掲示板やPM(プライベートメッセージ)を使ったコミュニケーション。CMSはコミュニティ構築にも役立つシステムなのです。アクセス数が伸びれば、有料でリンク登録や広告配信をすることを考えても良いでしょう。また、ここは経済学部専用というセグメント化された情報が掲載されるサイトです。よって広告主にとっても魅力的に映るはずです。また、教授陣とも連携すれば、論文のリリース情報や、より専門的な情報を配信してもらうことも可能です。お仕事を引退された先輩たちへ年金や保険の情報等を伝えて頂くというのも有効な利用法でしょう。現役生にはキャンパスでのイベントやニュース配信の場として活用してもらっても良いですし、上記の様々なフィールドで活躍する先輩たちへ取材に行ってもらうのも面白いでしょう。

 最後になりますが、若い世代の皆さん、経鷲会の会合に出てみてください。きっと楽しく有意義な時間を共有することができます。そして、現在のプロジェクトを一緒に進めてみませんか。興味ある方は下記までお気軽にメールしてください。
(ジー・ライフ・コンピューター・サービス 代表 E-Mail:rep.t.motoya@g-life.org

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