懐かしい思い出

懐かしい思い出:元経済学部長 佐藤真一平成元年11月4日、わが経済学部では、同窓会の創立総会が、卒業生を中心として約500名の出席を得て十号館で開催された。このことは上智大学七十余年の歴史の中で初めてのことであり、他の大学でもほとんど例の無いことであろう。当時、学部長をしていた関係もあって、この企画を耳にしたとき、前例のないことだけに、教授会のサポートを約束し、早速その次の教授会にかけて全面的な協力をすることになったのである。

一年前の経済学部75周年記念行事のときに提案

大体この企画は、一年前の経済学部75周年記念行事のときに提案され、全員一致で準備を進めてきただけに、想像はしていたものの、役員の方々の発会に向けての熱意と努力にはほんとうに頭の下がる思いがした。初代会長の伍堂光男氏、現会長の川野克美氏、柳本信一郎氏、池田賢吾氏等、多数の方々によって会則の制定、事業計画から予算の設定にいたるまで行ったのである。私自身も代表顧問の栄誉を与えられ、諸々の立案に参画した思い出は、学部長時代の特記すべき出来事となっている。

経鷲会は同窓会会報としてECONOMYANを発行し、すでに24号まで刊行されているが、なにせ自由参加の組織であるだけに、会費が不足しがちな点が気になってならない。かような会は作ることと同時に、発展させることが大切である。

「日本の経済と日本の文化」

創立総会では記念講演として本学教授のグレゴリー・クラーク氏によって、「日本の経済と日本の文化」と題する講演が行われたが、文化と経済の相関関係ほど大事なものはない。文化性の豊かな経済活動を通して、経済の発展を考えねばならないのである。

本同窓会の幹事役を引き受けている公認会計士の大滝文博氏、同松本正一郎氏が、共にわがゼミナールの出身者であることも喜びの一つである。

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